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it技術:仮想comポート

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仮想COMポート

最近の新しいPCにはCOMポートが無くなってしまっているため、仮想COMポートをインストールして使用する。
仮想COMポートには有名な「com0com」を使うことにする。

「com0com」は2つの仮想のCOMポートをクロスケーブルで接続したように見せかける仕組みとなっているため、ポートが必要な分だけペアで作成する。

com0comのインストール

Windows 7(64bit版)の環境の場合

デジタル署名付きのcom0com-2.2.2.0-x64-fre-signed.zipをダウンロードする。
公式 com0comdダウンロード

テストモードで動かさなければならないのはデジタル署名が付いてないためなのでデジタル署名付きを使用する。

ポート名の変更

このままだとCOMポートの名前が「CNCA0」と「CNCB0」になっているので、COM11とCOM12などに変更します。
[スタート]→[すべてのプログラム]→[com0com]→[Setup]を起動します。

「CNCA0」と「CNCB0」の名前をCOM11とCOM12などに変更して「Apply」ボタンをクリックします。

上述のセットアップ画面で変更できるようになったので下記方法は不要となるのですが、念の為に提示しておきます。
[スタート]→[すべてのプログラム]→[com0com]→[Setup Command Prompt]を起動します。
[list]コマンドで現在のポート名が確認出来ます。
[change CNCA0 PortName=COM11]コマンドでポート名を変更出来ます。
[change CNCB0 PortName=COM12]コマンドでポート名を変更出来ます。
仮想シリアル(COMポート)ドライバ(ツール/ソフト) 設定方法/使用方法(使い方)

ポート名変更
Enter 'help' to get info about usage of Setup for com0com.
 
command> list
       CNCA0 PortName=-
       CNCB0 PortName=-
command> change CNCA0 PortName=COM11
       CNCA0 PortName=-
change CNCA0 PortName=COM11
Restarted CNCA0 com0com\port \Device\com0com10
       CNCB0 PortName=-
ComDB: COM11 - logged as "in use"
command> change CNCB0 PortName=COM12
       CNCA0 PortName=COM11
       CNCB0 PortName=-
change CNCB0 PortName=COM12
ComDB: COM12 - logged as "in use"
command> list
       CNCA0 PortName=COM11
       CNCB0 PortName=COM12
command>

ポートの確認

TeraTermをダウンロードしてインストールする。
Tera Termのダウンロード

メニューから「設定」の「シリアルポート」を選択する。ポートに「COM11」と「COM12」が表示されていることを確認する。

送信の値の確認

COM11とCOM12はクロスケーブルで接続したように見せかけるの方式となっているため、COM11で送信した値はCOM12で受信される。
TeraTermにてCOM12に接続すれば、COM11で送信した値がTeraTermに画面に2重に表示される。

it技術/仮想comポート.1492735715.txt.gz · 最終更新: 2017/04/21 09:48 by yajuadmin