it技術:システム開発:ヒューマンエラー
目次
ヒューマンエラー
ヒューマンエラーは人間がもつ特性なので、無くすことはできません。
しかし、人間の行動特性を理解することにより、少なくすることは可能です。
人間の行動特性
特性 | 内容 |
---|---|
不注意 | うっかり、ぼんやりして無意識的な行動をとる。勝手な思い込みをする。 |
錯覚 | 視覚、聴覚などの錯覚現象による間違い |
近道 | 作業通路があるのに禁止されている近道を通る。 |
省略 | 作業手順を省略したりする。 |
ミス | 見間違い、聞き違い、言い違い、思い違い、覚え違い、やり違いなど。 |
どんなときに、ヒューマンエラーが発生するのか?
人間側の状況(内的要因)
- 急いでいるとき
- ケンカなどにより、感情が高ぶっているとき
- 過去の経験を過信しているとき
- 病気、疲労などのような心身の異常があるとき
- 不慣れ、未経験、知識不足などのとき
- 仕事以外の心配ごとなどがあるとき
- いい加減な判断で甘くみたとき
環境側の条件(外的要因)
- 作業支持が不明確、正しく伝えられなかったとき
- 似た形状のものが並んでいたり、錯覚しやすい状況にあるとき
- 作業が切迫しているとき
- 作業が単純すぎるとき
- 作業が複雑すぎるとき
- 作業場の雰囲気がルーズなとき
- 邪魔が入ったとき(別の用事などをいいつけられたとき)
- 平常のときと環境が変わったとき
ヒューマンエラーを防止するには?
KY活動(危険予知活動)を数分でかまわないが毎朝行う。
- 一人KY
作業前に危険な作業を思い浮かべる、自分の安全行動の確認 - 問いかけKY
部下の安全確認、危険作業の確認及びアドバイス - 相互問いかけKY
集団による自主管理、熟練者による現場での教育、指導
it技術/システム開発/ヒューマンエラー.txt · 最終更新: 2023/06/08 11:10 by yajuadmin