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人類の謎に迫る
サイエンスZEROの「人類の謎に迫る」を見た上で自分用のまとめです。
※類人猿は、人類以外のヒト上科に属する種を指す。
人間が何故2足歩行をするようになったのか
気候変動により乾燥地になったことにより、食料確保が難しくなり遠くまで出るようになった。
また栄養価の高い肉を求めた背景もある。
四足歩行より二足歩行の方が、広い範囲をエネルギーをあまり使わずに歩くことができる(有力説)
類人猿と人間の違い
1.多産であること
類人猿の出産間隔は4~5年と極めて長い。(乳児期が長く、その間は排卵が出来ない)
人間は、出産後でもすぐに子供を作ることができるため、年子出産が可能である。
これは、食料確保などにより草原地帯など出ることで肉食動物に襲われやすく死亡率が高かったことへの生存戦略によるもの。
また、二足歩行により産道が小さくなり、未熟な赤ちゃんをたくさん産む必要があった。
※少子化問題というのは現代文化のひずみでもある。
2.食の分配
類人猿には食を分配することはなく、乳児もそれを抱える母親も自分のエサを確保するのに精一杯で、複数の乳児を同時には育てられない。
人間は、身内による食の分配は当たり前となっており、食の確保から解放されるため、複数の乳児を同時に育てることが可能になった。
3.閉経後(出産できなくなること)の女性の寿命が長い
類人猿は閉経後のメスは間もなく死を迎える。
人間は、閉経後の女性が寿命を迎えるまでおよそ30年もある。
これにより、おばあちゃんは多くの孫を育てることが重要な役割となり双子を始めとする乳児を育てる力となっている。
4.教育
類人猿には教えるという行為は見られない。また食事も一人で行う。
人間は教えるという行為をする。また集団で食事を取る。
これは、食の分配などにより共感やお互いの知識の差を認識することで他人を教育するようになっていった。
5.白目の多さ
類人猿には白目が少なく黒目がちである。
人間は、高度なコミュニケーションを得るため、自分の感情を他人に伝えるなどの表情が必要となり、白目があることで眼球の動きがよくわかるため、白目が発達することとなった。
脳の発達
人間は、草原地帯など出ることで肉食獣の食べ残した栄養価の高い肉を得ることが出来た、これにより、脳に栄養がいくことにより大きくなっていったと考えられる。
また、摂取エネルギーを出来るだけ脳の成長にまわす様になった人間は、身体のひ弱な子供を産まざる得なくなった、これにより体の成長においては類人猿より遅くなる。
たが、ひ弱な子供を集団のなかで共同で育てる選択をしたことが、その後の人間が発達することを決定付けたと思われる。
土地の所有の争い
アフリカを出て新天地を求め、争いとは無縁だった人間だったが、農耕生活を始めたことで定住化することとなり、これが土地の所有による集団のための争いが生まれる要因になった。