Spire.officeは、中国E-iceblueが提供するofficeの.NETコンポーネントの組み合わせです。
Spire.officeには、下記コンポーネントが含まれている。個別にダウンロードすることも出来る。
Spire.officeは有償版と無償版があり、無償版には機能制限があります。
コンポーネント | 内容 | 無償版制限 |
---|---|---|
Spire.Doc | Word ファイルの作成・読み・書き・変換・印刷・エクスポート | Wordファイルの編集は、500段落と25テーブルに制限されています。 PDFファイルの変換は最初の3ページのみ。 |
Spire.DocViewer | Word ファイルの表示・変換 | |
Spire.XLS | Excel ファイルの新規作成・編集・変換 | Excelファイルの編集は、ブックごとに5シート、1シートあたり200行に制限されています。 |
Spire.Presentation | PowerPont ファイルの新規作成・編集・変換 | プレゼンテーションスライドが10枚に制限されています。 |
Spire.PDF | PDFドキュメントの作成・読み・書き・編集 | PDFファイルの編集は、10ページに制限されています。 |
Spire.PDFViewer | PDFドキュメントをストリーム、ファイル、バイト配列から読み込み | |
Spire.DataExport | Word/Excel/Access、html、PDF、DBF、SQLスクリプト、csv等の形式にデータをエクスポート | |
Spire.Barcode | バーコード用コンポーネント |
FreeSpire.XLS単体でNuGetで取得してPDF出力した場合、出力されたPDFには赤字で警告メッセージ "Evaluation Warning : The document was created with Spire.XLS for .NET" が表示されていた。
無償版で問題ないはずなんだが、FreeSpire.XLS をアンイストールして、FreeSpire.office をインストールしたら警告メッセージは消えた。もしかしたら、FreeSpire.XLS ではなくSpire.XLS だったのかも。
Workbook workbook = new Workbook(); workbook.LoadFromFile(@"D:\test.xlsx", ExcelVersion.Version2010); workbook.SaveToFile(@"D:\result.pdf", FileFormat.PDF);
FreeSpire.PDFのバージョン 10.2.0以降から印刷メソッドが削除されました。
Spire.Barcode は、QRコードのバージョンはサポートしていない。
QRコードのバージョンは、3つのパラメータ(QRCodeDataMode、QRCodeECL、テキストの長さ)に応じてカウントされるので、パラメータを変化させながらバージョンが異なることになります。
QR Code Settings