某TV番組で取上げられておりましたが、最近の子供はバランスよく食事を食べる「三角食べ」という食べ方ではなく、「ばっかり食べ」が多いそうです。
インタビューした子供達(小学生)曰く、口の中で他の味が混ざるのがいやだからというのがその理由です。
ひどい場合は、お鮨までバラバラに食べる(ネタだけ食べて、鮨飯という具合に食べる)
その母親は「残すわけじゃなくて最後は全部食べてくれるので(問題視していない)。」と答えていました。
三角食べでもばっかり食べでも、最終的にお腹に入るものが同じといってしまえば、そうなんですが・・・
日本人は“口中調味”といって、口の中で色々なものの味を味わうことで味覚が発達してきたそうです。いわば三角食べは、日本人が和食の食し方としてきた文化でもあります。
では、三角食べが必ずしもいいのかというとまた違います。
実は、欧米人は「ばっかり食べ」が多いのです、例えば、欧米人の方にカツ丼を食べさせてみると、上のカツだけを平らげ、その後にご飯を食べ、味噌汁だけ飲むのです。
これは、フランス料理などがコースで順番に出てくることを考えれば納得できますかね。
欧米では口内調味は、日本とは逆にはしたない行為とされているのです。
したがって、欧米のような「ばっかり食べ」が浸透していることは、日本の文化が衰退してきていることでもあり、問題視されるのはないかと思っております。