家ではお茶栽培をしています。私は繁盛期に手伝いをするのみで基本何も知らないです。
家のみの茶畑はそんなに多くなく、他の家の茶畑借りています。
ですが、両親とも高齢になり手広くやるのに限界が近づいており借りている茶畑を減らす方向にしていくと思われます。
両親を助けたい気持ちがありますし、お茶の産地として有名な地域であり伝統産業ではあるのですが、家業を継ぐというのは別問題で今のままだと単なるワーキングプアになるだけで、メリットを感じないのが本音です。
宝くじに当たるとか会社を起業して資金に余裕があればいいんですけどね。
あくまで地元によるものです。
同じ茶の木から育つ二番茶・番茶は一番茶に比べ栄養分も少なく、生育までに時間をかけずに摘み取りをするためどうしても風味が落ちると言われます。
お茶のみ女子大学
摘採時期は、静岡県では4月中旬から5月中旬となります。
一番茶摘採後45~50日(6月中旬)となります。
9月下旬~10月初旬となります。
「三年番茶」商品化へ 島田、川根地区に企業組合
http://www.at-s.com/news/article/economy/shizuoka/tea/350644.html
川根地区は茶業が盛んな一方、高齢や後継者不在で茶園を維持できず放置していることに後ろめたさを感じている人も多い。刈り取りを代行し商品化する事業活動を通じて里山の景観保全への貢献を図る。
茶畑が緑から茶色?灰色?っぽくなるところを観たことがありませんか?
茶の樹は植えてから10年すぎますと枝が細くなってきて良い芽が出なくなります。
また年数が経つと樹高が高くなり、作業がしずらくなったり、元気な芽が出なくなります。4~5年(3年のところも)に一度刈り落として若返らせます。
摘採面から下へ10〜20cm深くまで刈りこむもので、古葉はほとんど失われます。
【茶畑通信】刈り落とし(深刈り)
昔からある方法で手で一芽一芽摘みます。
良い新芽のみを摘みとることができますし、ゴミが混在することはほぼありません。
自然仕立てで育てている茶樹(バラッキ)があり、手摘みならそうしたのも新芽を摘むことができます。
多く摘むことは出来ません、手早く摘み取るのには長い経験が必要となりますし、長時間やると結構しんどいです。
今だと電信柱や木などの障害物があり、機械刈りでは難しいところに使用しています。
動力を使って畝の茶を刈る機械を摘採機、茶刈り機などと呼びます。刃をスライドさせて茶葉を刈り、刈り取った葉を送風機で刃の後ろにつけた袋へ送って集めます。
茶畑が、かまぼこ型となっているのは茶刈り機によるものです。
基本2人体制ですが、刈り取った葉が袋に入ってくるとだんだん重くなり、引っ張るのが大変になるので、3人体制で後ろで人が袋を持つことで負担を減らすことが出来ます。
茶葉の入った袋は3~10kgとなります。長い茶畑では重いと引っ張るのが大変になるので半分くらいに袋を置いておきます。
かまぼこ型の行きに片側を刈った後、帰りに片側を刈ります。
水田で稲を刈るコンバインのように、人が乗って操作をする摘採機です。
これは値段が高いですし、乗用のための整備が必要となります。山にあるような茶畑は斜めになっているし、乗用の機械を持っていくのも大変です。
平地で大規模にやっているところはいいですが、小規模で山にあるような兼業農家では乗用刈りは無理です。
茶の産地として有名な地域とはいえ、やっているのは年寄りばかりで若手がいないのが現状です。
自分が子供の頃は、まだお茶の売上が結構良かったんですが特に缶やペットボトルでお茶が販売されるようになってから相場が下がるばかりで、これで生活する上ではきついですからね。
お茶刈りを2~3人体制でやっていますが、お茶刈り機を引っ張る、支える、袋を運ぶ作業は体への負担は大きいです。
袋を車まで運ぶ作業は、さすがに自動化は出来ないですが、運ぶ距離を減らすことが可能ですかね。
レール式摘採機 お茶刈りの機械
https://www.youtube.com/watch?v=92TUS-l0W64
あまり急斜面だと使えないのと、レールをひくのに1反歩50万円くらいの費用がかかるそうです。
レールをひくのは大変ですが、なんとか1人で作業が出来るように出来る方法がないのか思案中です。
運ぶ負担を減らす上で、インホイールモーターを使ったタイヤを用いれば、自動で運ぶことが出来るかなと思っています。
【2021/01/28追記】
下記サイトのクローラ動力ユニットなど使えば、動力部分はこれでできそうです。
https://cuborex.com/
突っ張り棒のように長さを変更できるものにタイヤを4つ付けます。
幅と高さを変更することが出来るし斜面でも長さを調整すればいいよね。
インホイールモーターを使うのは後回しにして、お茶刈り機で重たくなる茶袋の負担を減らすようなものを少しずつ作成してみようと思っているところです。いずれは乗用型のコンパクト版を目指す。
【2021/01/28追記】
「台切り補助輪 やじろべえ」を見つけました。こんな感じなもので、あとは1人で出来るものを目指す
https://nagano-alumi.co.jp/products/index12.html
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