====== DataTableおよびDataViewの注意点 ======
===== 1.DataViewのSortメソッドやDataTableのSelectメソッドがOracleのOrder By の結果と異なる =====
Oracleの標準ソートは、Nullが最大値として扱われるため、SQLで取得したデータを表示した場合と、DataView のSortメソッドや
DataTable の Selectメソッドでソートした結果を表示した場合とでは、ソートキーに NULL項目があった場合で結果が異なる。\\
ソートキーにNULL項目が含まれる場は、NULLを最大値に変換したのをソートキーとするなどの考慮が必要である。
参照:[[http://blog.livedoor.jp/tsu129/archives/50197967.html|NULLを絶対最後にしたい場合]]
===== 2.DefaultViewプロパティで取得できる DataView は常に同じインスタンスである ======
Dim dvView As DataView
dvView = dtTable.DefaultView
DataTable の「DefaultView」プロパティで取得できる DataView は常に同じインスタンスを使用している。\\
例として、dvView.RowFilter を指定して抽出し、別の箇所で全て抽出するため dvView.RowFilter を指定しなかった場合、以前の
RowFilter が残ったままとなっているため、全件取得できない。\\
全件取得するなら、この例の場合 RowFilter を再設定する必要がある。\\
本来は、同じ DataTable から異なる DataView を生成する場合は、下記の方法を用いた方がいいようです。
Dim dvView As DataView = new DataView()
dvView.Table = dtTable
参照:[[http://blogs.wankuma.com/shannon/archive/2007/01/24/58385.aspx|DataTable.DefaultViewは使うな。]]
===== 3.追加してすぐに削除すると削除マークとはならずに本当に削除されてしまう ======
DataTable型のデータを渡す先の処理で RowState.Deleted を見て判断しているので、削除データを作るべく追加した上で削除してみたが、 RowState.Deleted にならないため調査してみたところ AcceptChanges() する必要があった。
'削除行を追加
dtResult.Merge(LdtDeleteMeisai)
'DataRow の RowState が Added である場合、つまり行がテーブルに追加された直後の状態の場合に、
'その行を Deleted としてマークしたときは、その行がテーブルから削除されます。
'↓を実行することにより、Added→Unchangedとなる
dtResult.AcceptChanges()
'追加したのを削除することにより、RowState.Deletedとさせる
dvView = dtResult.DefaultView
dvView.RowFilter = "JUCHU_KEY = 'DEL'"
For i As Integer = 0 To dvView.Count - 1
dvView.Delete(0)
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