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数学の歴史:黎明期

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数学の歴史:黎明期 [2024/11/03 19:21] – [日本] yajuadmin数学の歴史:黎明期 [2024/11/03 20:55] (現在) – [年表] yajuadmin
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   *  [[http://www.ritsumei.ac.jp/~osaka/%E9%AB%98%E6%A0%A1%E6%95%B0%E5%AD%A6%EF%BC%88%E6%96%B0%E8%AA%B2%E7%A8%8B%EF%BC%89%E3%81%A8%E6%95%B0%E5%AD%A6%E5%8F%B2(2018version).pdf|高校数学と数学史 (改訂中) - pdf]]   *  [[http://www.ritsumei.ac.jp/~osaka/%E9%AB%98%E6%A0%A1%E6%95%B0%E5%AD%A6%EF%BC%88%E6%96%B0%E8%AA%B2%E7%A8%8B%EF%BC%89%E3%81%A8%E6%95%B0%E5%AD%A6%E5%8F%B2(2018version).pdf|高校数学と数学史 (改訂中) - pdf]]
   * [[http://www.chikyo.co.jp/m/pdf/free01.pdf|数学探訪「数学の歴史」 - pdf]]   * [[http://www.chikyo.co.jp/m/pdf/free01.pdf|数学探訪「数学の歴史」 - pdf]]
 +  * [[https://nigimitama.hatenablog.jp/entry/2018/07/25/205201|微分積分学の歴史]]
  
 ^年^出来事^ ^年^出来事^
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 |16世紀|連分数の体系的使用(ボンベリ) \\ 複素数の萌芽(カルダーノ , ボンベリ)| |16世紀|連分数の体系的使用(ボンベリ) \\ 複素数の萌芽(カルダーノ , ボンベリ)|
 |16世紀末|文字表記の発明(ヴィエト)| |16世紀末|文字表記の発明(ヴィエト)|
 +|1614年|対数表の完成(ネイピア)|
 |1635年|無限小値(カヴァリエリ)| |1635年|無限小値(カヴァリエリ)|
 +|1637年|解折幾何学の誕生(デカルト)|
 |1638年|無限集合の萌芽(ガリレイ)| |1638年|無限集合の萌芽(ガリレイ)|
-|1639年|解折幾何学の誕生(デカルト)| 
 |1654年|数学的帰納法の原理(パスカル)| |1654年|数学的帰納法の原理(パスカル)|
 |1677年頃|微積分法の発見(ニュートン,ライプニッツ) \\ 無限級数の使用(ニュートン, ライプニッツ)| |1677年頃|微積分法の発見(ニュートン,ライプニッツ) \\ 無限級数の使用(ニュートン, ライプニッツ)|
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 |1545|タルタルリア(イタリア) \\ 3次方程式 弾道計算| | |1545|タルタルリア(イタリア) \\ 3次方程式 弾道計算| |
 |1545|カルダノ(イタリア) \\ 『偉大なる術』にて3次方程式の解法。三次方程式の解を示す際に世界ではじめて虚数の概念を導入した。| | |1545|カルダノ(イタリア) \\ 『偉大なる術』にて3次方程式の解法。三次方程式の解を示す際に世界ではじめて虚数の概念を導入した。| |
-|1550頃|フェラーリ(イタリア) \\ 4次方程式の解法。カルダノの弟子。| |+|1548|フェラーリ(イタリア) \\ 4次方程式の解法。カルダノの弟子。| | 
 +|1583|ガリレイ(イタリア) \\ 振り子の等時性| |
 |1592|  |程大位『算法統宗』(中国) \\ 当時普及したそろばんの使用法と日常必要な諸算法を説き、多くの版を重ねた。日本に伝えられて初期の和算家に学ばれ、特に本書を底本とした吉田光由の《塵劫(じんこう)記》(1627年)を通じて和算の発展に大きな影響を与えた。| |1592|  |程大位『算法統宗』(中国) \\ 当時普及したそろばんの使用法と日常必要な諸算法を説き、多くの版を重ねた。日本に伝えられて初期の和算家に学ばれ、特に本書を底本とした吉田光由の《塵劫(じんこう)記》(1627年)を通じて和算の発展に大きな影響を与えた。|
-|1600頃|ネピア(スコットランド) \\ 対数の発見。対数表の作成。| | +|1594|ネピア(スコットランド) \\ 対数の発見。対数表の作成。| | 
-|   |フェルマー(フランス) \\ 確率論、数数論| | +|1609,1619|ケプラー(ドイツ) \\ 惑星の運動に関する法則| | 
-|   |ガリレイ(イタリア) \\ 振り子の等時性| | +|1610|ルドルフ・ファン・コイレン(ドイツ) \\ 正32212254720角形の辺の長さを計算し、35桁目までπの正しい値を計算した。| |
-|   |ケプラー(ドイツ) \\ 惑星の運動に関する法則| | +
-|   |デカルト(フランス) \\ 解析幾何学| | +
-|   |ルドルフ・ファン・コイレン(ドイツ) \\ 正32212254720角形の辺の長さを計算し、35桁目までπの正しい値を計算した。| |+
 |1622|  |毛利重能(日本) \\ 現在知られている中では最も古い和算家。著書『割算書』は、江戸時代初期を代表する貴重な和算書である。後の代表的な和算家吉田光由や今村知商、あるいは関孝和の師匠でもあった高原吉種などの弟子達を育てた。| |1622|  |毛利重能(日本) \\ 現在知られている中では最も古い和算家。著書『割算書』は、江戸時代初期を代表する貴重な和算書である。後の代表的な和算家吉田光由や今村知商、あるいは関孝和の師匠でもあった高原吉種などの弟子達を育てた。|
 |1627|  |吉田光由『塵劫記』(日本) \\ 『算法統宗』からヒントを得て『塵劫記』を執筆した。数の桁の名称や単位、掛け算九九などの基礎的な知識のほか、面積の求め方などの算術を日常生活に身近な話題をもとに解説しており、一冊で当時の生活に必要な算術全般をほぼ網羅できるような内容となっている。江戸時代に出版された数学書のベストセラーかつロングセラーとなった。江戸時代の多くの和算家にも影響を与え、後に和算の大家となった関孝和も若いころ『塵劫記』を用いて数学を身につけていった。| |1627|  |吉田光由『塵劫記』(日本) \\ 『算法統宗』からヒントを得て『塵劫記』を執筆した。数の桁の名称や単位、掛け算九九などの基礎的な知識のほか、面積の求め方などの算術を日常生活に身近な話題をもとに解説しており、一冊で当時の生活に必要な算術全般をほぼ網羅できるような内容となっている。江戸時代に出版された数学書のベストセラーかつロングセラーとなった。江戸時代の多くの和算家にも影響を与え、後に和算の大家となった関孝和も若いころ『塵劫記』を用いて数学を身につけていった。|
 +|1637|デカルト(フランス) \\ 解析幾何学| |
 |1639|  |今村知商『竪亥録』(日本) \\ 測量や求積に関係する公式集。漢文で専門家向けに書かれた。弓型の孤と弦の関係に関する近似公式が見られる。| |1639|  |今村知商『竪亥録』(日本) \\ 測量や求積に関係する公式集。漢文で専門家向けに書かれた。弓型の孤と弦の関係に関する近似公式が見られる。|
-|1650頃|ニュ(イギリス) \\ 微分積分学 万有引力の法則 +|1654|フェルマ(フランス) \\ 確率論、数数論| |
-|   |ライプニッツ(ドイツ) \\ 微分積分学 $arctan(x)=\displaystyle \sum_{n=0}^{\infty}\frac{(-1)^n}{2n+1}x^{2n+1}$(x=1とするとマターヴァと同じ式)ほぼ同時期にグレゴリー(スコットランド)も発見| |+
 |1661| |礒村吉徳『算法闕疑抄』(日本) \\ 『塵劫記』以来発達してきた数学は本書にすべてまとめられ、代数方程式を使わないで珠算でできる最高度の数学が集大成されている。| |1661| |礒村吉徳『算法闕疑抄』(日本) \\ 『塵劫記』以来発達してきた数学は本書にすべてまとめられ、代数方程式を使わないで珠算でできる最高度の数学が集大成されている。|
 |1663| |村松茂清『算俎』(日本) \\ 円に内接する正$2^n$角形(2<n<15)の辺の長さから小数点以下7桁まで正しい円周率を和算家として、はじめて数学的な方法で求める。| |1663| |村松茂清『算俎』(日本) \\ 円に内接する正$2^n$角形(2<n<15)の辺の長さから小数点以下7桁まで正しい円周率を和算家として、はじめて数学的な方法で求める。|
 +|1666|ニュートン(イギリス) \\ 微分積分学 万有引力の法則 \\ 1687年、プリンピキア出版| |
 |1673| |村瀬義益『算法勿憚改』(日本)| |1673| |村瀬義益『算法勿憚改』(日本)|
 |1683| |関孝和『三部抄』『七部書』(日本)| |1683| |関孝和『三部抄』『七部書』(日本)|
-|1700頃|ベルヌー一族() \\ 微分方程など |+|1684,1688|プニッツ() \\ 微分積分学 $arctan(x)=\displaystyle \sum_{n=0}^{\infty}\frac{(-1)^n}{2n+1}x^{2n+1}$(x=1とするとマターヴァと同じ)ほぼ同時期にグレゴリー(スコットランド)も発見| |
 |1710| |建部賢弘『大成算経』(日本)| |1710| |建部賢弘『大成算経』(日本)|
 |1722| |建部賢弘『綴術算経』(日本) \\ 円周率に関連した一連の研究が最も重要で、後の円理の発展の基礎になった。まず、古来からある正多角形で円を近似する方法に「累遍増約術」(Richardson補外)を適用し、円周率を41桁まで正しく求めた。| |1722| |建部賢弘『綴術算経』(日本) \\ 円周率に関連した一連の研究が最も重要で、後の円理の発展の基礎になった。まず、古来からある正多角形で円を近似する方法に「累遍増約術」(Richardson補外)を適用し、円周率を41桁まで正しく求めた。|
 +|1724|ベルヌーイ(スイス) \\ 微分方程式など|  |
 |1744| |松永良弼没(日本) \\ πなどを種々の級数の形で表わした結果を建部の結果も含めて示す。その中にはオイラーより早く得られた結果もある。| |1744| |松永良弼没(日本) \\ πなどを種々の級数の形で表わした結果を建部の結果も含めて示す。その中にはオイラーより早く得られた結果もある。|
-|1750頃|オイラー(スイス) \\ 多面体定理|  |+|1752|オイラー(スイス) \\ 多面体定理|  |
 |1757| |久留嶋義太没(日本) \\ 円理、極大極小問題、整数論など。当時の西洋数学と前後を争うような結果も少なくない。| |1757| |久留嶋義太没(日本) \\ 円理、極大極小問題、整数論など。当時の西洋数学と前後を争うような結果も少なくない。|
 |1798| |安島直円没(日本) \\ 円や球の求積法を、級数の和の形で統一的に扱う。これは現代の区分求積法に一歩近づいた。| |1798| |安島直円没(日本) \\ 円や球の求積法を、級数の和の形で統一的に扱う。これは現代の区分求積法に一歩近づいた。|
-|1800頃|ガウス(ドイツ) \\ 代数学の基本定理ほか| +|1799|ガウス(ドイツ) \\ 代数学の基本定理ほか| 
-|   |コーシー(フランス) \\ 解析学| +|1823|コーシー(フランス) \\ 解析学| 
-|   |ロバチェフスキー(ロシア) \\ 非ユークリッド幾何学| +|1829|ロバチェフスキー(ロシア) \\ 非ユークリッド幾何学| 
-|   |ボリヤイ(ハンガリー) \\ 非ユークリッド幾何学| +|1824|アーベル(ノルウェー) \\ 5次方程式の代数的非可|  | 
-|   |アーベル(ノルウェー) \\ 次方程式|  | +|1827|ヤコービ(ドイツ) \\ 楕円関数論| 
-|   |ハミルトン(スコットランド) \\ 析力学|  | +|1830|ボリヤイ(ハンガリー) \\ 非ユークリッド幾何学| 
-|   |ヤコービ(ドイツ) \\ 楕円関数論| +|1830|ガロア(フランス) \\ 方程式論| 
-|   |ガロア(ノルウェー) \\ 方程式論| +|1832|ワイエルシュトラス(ドイツ) \\ 楕円関数論| 
-|   |ワイエルシュトラス(ドイツ) \\ 楕円関数論| +|1834|ハミルトン(スコットランド) \\ 解析力学|  |
-|   |リーマン(ドイツ) \\ アーベル関数論ほか|  |+
 |1839| |和田寧没(日本) \\ 和算家最後の花火といわれるほどの人物。| |1839| |和田寧没(日本) \\ 和算家最後の花火といわれるほどの人物。|
 +|1851|リーマン(ドイツ) \\ アーベル関数論ほか|  |
 |1872| |学制発布 \\ 和算を廃し、西洋数学を採用| |1872| |学制発布 \\ 和算を廃し、西洋数学を採用|
数学の歴史/黎明期.1730629270.txt.gz · 最終更新: 2024/11/03 19:21 by yajuadmin