電池
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電池 [2021/10/27 22:36] – [全樹脂電池] yajuadmin | 電池 [2022/09/17 11:28] – [電池] yajuadmin | ||
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日本は電池技術に関しては世界トップを誇っている。\\ | 日本は電池技術に関しては世界トップを誇っている。\\ | ||
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+ | 日本の電池産業が危機的状況にある。\\ | ||
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+ | 日本が全個体電池に選択集中した結果、3年後には存在価値がなくなってしまっている。このままでは全個体電池に行くまえに消滅してしまう。 | ||
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+ | ^地域別生産能力推移(GWh/ | ||
+ | ^国^2020年^2025年見込み| | ||
+ | |日本|22|39(+17)| | ||
+ | |米国|47|205(+158)| | ||
+ | |欧州|66|726(+660)| | ||
+ | |中国|182|754(+572)| | ||
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^その他|バインダー、導電助剤| | ^その他|バインダー、導電助剤| | ||
- | === LFP電池 === | + | === LFP電池(リン酸鉄系) |
メリット・・・燃えにくくて安全、安い。レアメタルのコバルトを使用していないため\\ | メリット・・・燃えにくくて安全、安い。レアメタルのコバルトを使用していないため\\ | ||
デメリット・・・エネルギー密度が低い | デメリット・・・エネルギー密度が低い | ||
+ | デメリットのエネルギー密度が低いも、技術革新を通じてリン酸鉄系のエネルギー密度が改善し、コスト面の魅力が相対的に高まったことが、市場シェアの急上昇を後押ししている。\\ | ||
アップル社が2024年までに電気自動車産業に参入かとあり、一部報道では”アップルカー”に独自に開発したLFP電池の搭載を検討していると報じられている。 | アップル社が2024年までに電気自動車産業に参入かとあり、一部報道では”アップルカー”に独自に開発したLFP電池の搭載を検討していると報じられている。 | ||
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2020年時点ではウエアラブル機器やIoT機器、半導体関連製品向けなど小型の全固体電池は量産化の動きとなっている。 | 2020年時点ではウエアラブル機器やIoT機器、半導体関連製品向けなど小型の全固体電池は量産化の動きとなっている。 | ||
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ERESTAGE LAB]] | ERESTAGE LAB]] | ||
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+ | ERESTAGE LAB]] | ||
=== 種類 === | === 種類 === | ||
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==== 全樹脂電池 ==== | ==== 全樹脂電池 ==== | ||
- | APB(All Polymer Batteryの略名で造語)と呼び、部品点数が少なくて済むバイポーラ積層型のリチウムイオン電池で正負極や電解質といったリチウムイオン電池を構成する主要部材をすべて樹脂化したものとなります。\\ | + | APB(All Polymer Batteryの略名で造語)と呼び、部品点数が少なくて済むバイポーラ積層型のリチウムイオン電池で正負極や電解質といったリチウムイオン電池を構成する主要部材をすべて樹脂化(ゲルポリマー)したものとなります。\\ |
ブルームバーグの報道によると全樹脂電池のコストは従来より9割も減少すると説明しています。 | ブルームバーグの報道によると全樹脂電池のコストは従来より9割も減少すると説明しています。 | ||
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- | ==== 半固体電池 ==== | + | ==== 半固体電池(ゲル状の電解液) |
- | 電極にセラミックスを用いつつ電解液を採用したのが半固体電池となります。\\ | + | ゲル状の電解液を用いることで電池が燃えにくくなることや電解液が漏れにくくなるなど安全性の向上があげられる。\\ |
+ | 電解液をゲル状にするだけなので、今の設備を変えずに電池が作れる。 | ||
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+ | ERESTAGE LAB]] | ||
+ | * [[https:// | ||
+ | 世界初、高い安全性を示す次世代電池「半固体電池」の実用]] | ||
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+ | === 主な用途 === | ||
+ | ウェアブル端末やIoT端末向け | ||
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+ | === 実用化 === | ||
+ | 2022年度中の商品販売を見込んでいる。 | ||
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+ | === 関連企業/ | ||
+ | * 山形大学森下准教授 | ||
+ | * [[http:// | ||
+ | * (株)BIH | ||
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+ | ==== 半固体電池(電極にセラミックス | ||
+ | 電極にセラミックスまたはクレイ(粘土)を用いつつ電解液を採用したのが半固体電池となります。\\ | ||
高温実装対応と高出力・放電持続性を兼ね備えていることが特徴です。 | 高温実装対応と高出力・放電持続性を兼ね備えていることが特徴です。 | ||
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* [[https:// | * [[https:// | ||
* [[https:// | * [[https:// | ||
+ | * フォルクスワーゲン | ||
==== リチウム空気電池 ==== | ==== リチウム空気電池 ==== | ||
空気中の酸素(正極活性物)とリチウム金属(負極活性物)が化学反応することで電力を生成する。\\ | 空気中の酸素(正極活性物)とリチウム金属(負極活性物)が化学反応することで電力を生成する。\\ | ||
行 310: | 行 350: | ||
* [[https:// | * [[https:// | ||
+ | * [[https:// | ||
==== バイポーラ型鉛蓄電池 ==== | ==== バイポーラ型鉛蓄電池 ==== | ||
バイポーラ構造を持った鉛蓄電池で材料コストの低減に加えて、体積あたりの容量の向上によりエネルギー密度を従来の鉛蓄電池比で約2倍に高めることでリチウムイオン電池に匹敵する充放電特性を持ち、消費電力あたりの単価は50%以下となった。 | バイポーラ構造を持った鉛蓄電池で材料コストの低減に加えて、体積あたりの容量の向上によりエネルギー密度を従来の鉛蓄電池比で約2倍に高めることでリチウムイオン電池に匹敵する充放電特性を持ち、消費電力あたりの単価は50%以下となった。 |
電池.txt · 最終更新: 2022/09/17 11:37 by yajuadmin