ユーザ用ツール

サイト用ツール


it技術:仮想comポート

差分

このページの2つのバージョン間の差分を表示します。

この比較画面へのリンク

両方とも前のリビジョン前のリビジョン
次のリビジョン
前のリビジョン
it技術:仮想comポート [2017/04/21 10:45] yajuadminit技術:仮想comポート [2020/07/01 09:42] (現在) yajuadmin
行 1: 行 1:
 ====== 仮想COMポート ====== ====== 仮想COMポート ======
-最近の新しいPCにはCOMポートが無くなってしまっているため、仮想COMポートンストールして使用する。\\ +最近のPCにはCOMポートが無くなってしまっているため、仮想シリアル(COMポートドラバ(フリソフ)で有名な「com0com」を使する。
-仮想COMポートには有名な「com0com」を使うことにする。+
  
 「com0com」は2つの仮想のCOMポートをクロスケーブルで接続したように見せかける仕組み([[http://www.sophia-it.com/content/%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF|ループバック]])となっているため、ポートが必要な分だけペアで作成する。 「com0com」は2つの仮想のCOMポートをクロスケーブルで接続したように見せかける仕組み([[http://www.sophia-it.com/content/%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF|ループバック]])となっているため、ポートが必要な分だけペアで作成する。
  
 ===== com0comのインストール ===== ===== com0comのインストール =====
-==== com0comの環境作成 ==== +==== com0comのダウンロード ==== 
-=== Windows 7(64bit版)の環境の場合 ===+=== Windows 10(64bit版)の環境の場合 === 
 +デジタル署名付きのcom0com-3.0.0.0-i386-and-x64-signed.zipをダウンロードする。\\ 
 +[[https://sourceforge.net/projects/com0com/files/com0com/3.0.0.0/|公式 com0comdダウンロード 3.0.0.0]]  
 + 
 +インストール手順\\ 
 +[[https://qiita.com/testset/items/4f35813b326b34743cf1|シリアルポートがない場合の試験方法についての提案]] 
 + 
 +=== Windows 7(64bit版)以降の環境の場合 === 
 +2017/07/13にデジタル署名付きのcom0com-3.0.0.0-i386-and-x64-signed.zipが公開されたのでダウンロードする。 
 +[[https://sourceforge.net/projects/com0com/files/com0com/3.0.0.0/|公式 com0comdダウンロード 3.0.0.0]] 
 +Setup_com0com_v3.0.0.0_W7_x64_signed.exe (64bit版)とSetup_com0com_v3.0.0.0_W7_x86_signed.exe (32bit版)が同梱されているで、64bit版をインストールします。 
 + 
 +**以下の記載は、3.0.0.0版のデジタル署名付きがまだ公開されていなかった時の方法になります。** 
 デジタル署名付きのcom0com-2.2.2.0-x64-fre-signed.zipをダウンロードする。\\ デジタル署名付きのcom0com-2.2.2.0-x64-fre-signed.zipをダウンロードする。\\
 [[http://sourceforge.net/projects/com0com/files/com0com/2.2.2.0/|公式 com0comdダウンロード 2.2.2.0]] [[http://sourceforge.net/projects/com0com/files/com0com/2.2.2.0/|公式 com0comdダウンロード 2.2.2.0]]
行 13: 行 25:
 ※[[http://nonsoft.la.coocan.jp/Link/Null-Modem.html|テストモード]]で動かさなければならないのはデジタル署名が付いてないためなのでデジタル署名付きを使用する。\\ ※[[http://nonsoft.la.coocan.jp/Link/Null-Modem.html|テストモード]]で動かさなければならないのはデジタル署名が付いてないためなのでデジタル署名付きを使用する。\\
  
-=== Windows 7(32bit版)の環境の場合 ===+=== Windows 7(32bit版)以降の環境の場合 === 
 +2017/07/13にデジタル署名付きのcom0com-3.0.0.0-i386-and-x64-signed.zipが公開されました。 
 +[[https://sourceforge.net/projects/com0com/files/com0com/3.0.0.0/|公式 com0comdダウンロード 3.0.0.0]] 
 +Setup_com0com_v3.0.0.0_W7_x64_signed.exe (64bit版)とSetup_com0com_v3.0.0.0_W7_x86_signed.exe (32bit版)が同梱されているので、32bit版をインストールします。 
 + 
 +**以下の記載は、3.0.0.0版のデジタル署名付きがまだ公開されていなかった時の方法になります。** 
 デジタル署名付きは無いため、com0com-3.0.0.0-i386-and-x64-unsigned.zipをダウンロードする。\\ デジタル署名付きは無いため、com0com-3.0.0.0-i386-and-x64-unsigned.zipをダウンロードする。\\
 [[https://sourceforge.net/projects/com0com/files/com0com/3.0.0.0/|公式 com0comdダウンロード 3.0.0.0]] [[https://sourceforge.net/projects/com0com/files/com0com/3.0.0.0/|公式 com0comdダウンロード 3.0.0.0]]
  
 ※デジタル署名付きのダウンロード先のリンクを貼っておきますが、ソース元は不明なので心配な方はお控え下さい。(64bit版もありまっす)\\ ※デジタル署名付きのダウンロード先のリンクを貼っておきますが、ソース元は不明なので心配な方はお控え下さい。(64bit版もありまっす)\\
-[[http://gadgety.hatenablog.com/entry/asus-vivotabnote8-gps|setup_com0com_W7_x86_signed.exe - powersdr-iq]]+[[https://code.google.com/archive/p/powersdr-iq/downloads|setup_com0com_W7_x86_signed.exe - powersdr-iq]]
  
 同梱されていたReadMe.txt(英語)によると、64bit版Windowsで使用する場合は、Windowsをテストモードに切り替えておく必要があるようですが、32bit版Windowsでは、切り替える必要はありません。 同梱されていたReadMe.txt(英語)によると、64bit版Windowsで使用する場合は、Windowsをテストモードに切り替えておく必要があるようですが、32bit版Windowsでは、切り替える必要はありません。
行 24: 行 42:
 com0comのドライバが未署名のため、インストール時に「ドライバーソフトウェアの発行元を検証できません」の警告が3回程表示されますが、「このドライバーソフトウェアをインストールします」をクリックして進めてください。 com0comのドライバが未署名のため、インストール時に「ドライバーソフトウェアの発行元を検証できません」の警告が3回程表示されますが、「このドライバーソフトウェアをインストールします」をクリックして進めてください。
  
 +==== ポート名の変更 ====
 3.0.0.0のセットアップ画面の先頭に「use Ports Class」のチェックボックスが追加されています。これは空いているポートを自動で設定する機能です。\\ 3.0.0.0のセットアップ画面の先頭に「use Ports Class」のチェックボックスが追加されています。これは空いているポートを自動で設定する機能です。\\
 [[http://gadgety.hatenablog.com/entry/asus-vivotabnote8-gps|20141202 [[http://gadgety.hatenablog.com/entry/asus-vivotabnote8-gps|20141202
 ASUS Vivotab note 8でGPSソフトが使えた話(無料カーナビ化に挑戦)]] ASUS Vivotab note 8でGPSソフトが使えた話(無料カーナビ化に挑戦)]]
  
-==== ポート名変更 ==== +**※以降記事画像は2.2.2.0版のセットアップ画面になりす。** 
-のままだとCOMポートの名前が「CNCA0」と「CNCB0」になっているので、COM11とCOM12などに変更します。\\+ 
 +インストール直後ではCOMポートの名前が「CNCA0」と「CNCB0」になっているので、COM11COM12などに変更します。\\
 [スタート]→[すべてのプログラム]→[com0com]→[Setup]を起動します。 [スタート]→[すべてのプログラム]→[com0com]→[Setup]を起動します。
  
-「CNCA0」と「CNCB0」の名前をCOM11とCOM12などに変更して「Apply」ボタンをクリックします。\\+「CNCA0」と「CNCB0」の名前をCOM11COM12などに変更して「Apply」ボタンをクリックします。\\
 {{:it技術:com0com0.png|}} {{:it技術:com0com0.png|}}
  
行 66: 行 86:
  
 ===== ポートの確認 ===== ===== ポートの確認 =====
 +==== デバイスマネージャーによる確認 ====
 +[コントロールパネル] - [ハードウェアとサウンド] - [デバイスとプリンター]にある「デバイスマネージャー」を開きます。\\
 +「com0com0」が追加されて警告マークが付いていないことを確認します。\\
 +{{:it技術:com0com0_devicemanager.png|}}
 +
 +==== TeraTermによる確認 ====
 TeraTermをダウンロードしてインストールする。\\ TeraTermをダウンロードしてインストールする。\\
 [[http://forest.watch.impress.co.jp/library/software/utf8teraterm/|Tera Termのダウンロード]] [[http://forest.watch.impress.co.jp/library/software/utf8teraterm/|Tera Termのダウンロード]]
行 72: 行 98:
 {{:it技術:teraterm_portsetting.png|}} {{:it技術:teraterm_portsetting.png|}}
  
-===== 送信の値の確認 ===== +===== 送信内容の確認 ===== 
-COM11とCOM12はクロスケーブルで接続したように見せかけるの方式となっているため、COM11で送信した値はCOM12で受信される。\\ +COM11COM12はクロスケーブルで接続したように見せかけるの方式となっているため、COM11で送信した値はCOM12で受信される。\\ 
-TeraTermにてCOM12に接続すれば、COM11で送信した値がTeraTerm画面に2重に表示される。+TeraTermにてCOM12に接続すれば、アプリケーション側で「COM11で送信した値がTeraTerm上の画面に表示される。 
 +===== ポートの追加 ===== 
 +[スタート]→[すべてのプログラム]→[com0com]→[Setup]を起動します。\\ 
 +「AddPair」ボタンをクリックしてポートを追加します。\\ 
 +追加したCOMポートの名前が「CNCA1」と「CNCB1」になっているので、「COM21」と「COM22」などに変更して「Apply」ボタンをクリックします。\\ 
 +{{:it技術:com0com0_addpair.png|}}\\ 
 +{{:it技術:com0com0_devicemanager2.png|}}
  
it技術/仮想comポート.1492739132.txt.gz · 最終更新: 2017/04/21 10:45 by yajuadmin