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it技術:データベース:oracle

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it技術:データベース:oracle [2018/01/22 09:32] – [Oracle11g XE] yajuadminit技術:データベース:oracle [2020/02/04 15:20] (現在) – [大量データの削除] yajuadmin
行 3: 行 3:
 ^i|8i,9iで使用された、「Internet」の先頭文字|  ^i|8i,9iで使用された、「Internet」の先頭文字| 
 ^g|10g,11gで使用された、「Grid computer」の先頭文字| ^g|10g,11gで使用された、「Grid computer」の先頭文字|
-^c|12cで使用された、「Cloud」の先頭文字|+^c|12c,18cで使用された、「Cloud」の先頭文字|
  
 ===== オラクルサービスの再起動方法 ===== ===== オラクルサービスの再起動方法 =====
行 13: 行 13:
   * [[http://www.oracle.com/technetwork/jp/database/database-technologies/express-edition/overview/index.html|Oracle11g XE ダウンロード]]   * [[http://www.oracle.com/technetwork/jp/database/database-technologies/express-edition/overview/index.html|Oracle11g XE ダウンロード]]
   * [[https://news.mynavi.jp/article/20110903-a022/|無償Oracleデータベース商用利用]]   * [[https://news.mynavi.jp/article/20110903-a022/|無償Oracleデータベース商用利用]]
 +  * [[http://d.hatena.ne.jp/replication/20121119/1353300326|Oracle 11g XEでユーザ登録からテーブル作成までをやってみた。]]
 +  * [[http://d.hatena.ne.jp/replication/20121119/1353304150|Oracle 11g XEにおいて一般ユーザでcreate tableする方法]]
 +  * [[http://d.hatena.ne.jp/wutse/20070924/1190644224|Oracle XEでテーブルスペース作成]]
 ==== XEの制限 ===== ==== XEの制限 =====
 XEの制限 XEには以下の制限があります。下記サイトのように再作成することでカスタマイズできます。\\ XEの制限 XEには以下の制限があります。下記サイトのように再作成することでカスタマイズできます。\\
行 332: 行 335:
  
 ===== トラブル対応 ===== ===== トラブル対応 =====
 +==== 数秒で終わるはずのSQLがなぜか永遠に終わらない場合 ====
 +[[http://webmaid.blog.jp/archives/70282923.html|Oracleで、数秒で終わるはずのSQLがなぜか永遠に終わらない場合の対処方法]]
 +
 +=== 原因 ===
 +この現象の原因は、OracleのSHARED POOL(共有プール)にキャッシュされたSQL実行計画です。
 +
 +SQLがなぜか流れない、SQL文の"SELECT"や"WHERE"を1文字だけ変えてみて実行できるようになった場合は、ほぼこれが原因と考えてよいと思います。
 +
 +=== 対応 ===
 +キャッシュされたSQL実行計画を削除してあげればOKです。\\
 +Oracleの管理者権限で「ALTER SYSTEM FLUSH SHARED_POOL;」というSQLを実行してあげると、キャッシュされているSQL実行計画がすべて削除されます。実行後にOracleの再起動などは不要です。
 +
 +また、上記の構文を流さなくても、Oracleを再起動すればSHARED_POOLもクリアされます。
 +
 +※ただし、問題のSQLだけでなく、その他のSQLの実行計画も削除されてしまうので、他の処理のレスポンスも最初の1回はわずかに速度下がってしまうこともある。
 ==== ORA-00257 ==== ==== ORA-00257 ====
 === 原因 === === 原因 ===
行 357: 行 375:
 参考:[[http://qiita.com/yjnk/items/83312094d343a1c57f25|OracleでORA-00257が出た時のリカバリ]] 参考:[[http://qiita.com/yjnk/items/83312094d343a1c57f25|OracleでORA-00257が出た時のリカバリ]]
  
 +==== ORA-12504 ====
 +ORA-12504: TNS: リスナーはCONNECT_DATAのSERVICE_NAMEを取得できませんでした。
 +
 +=== 原因 ===
 +DataSourceに指定する内容が間違っており、ホスト名のIPアドレスを指定しまっていた。
 +
 +=== 対応 ===
 +DataSourceにTNSネーム(XE)を指定した。
 +
 +==== System.Data.OracleClientの例外エラー ====
 +System.Data.OracleClient には Oracle クライアント ソフトウェア バージョン 8.1.7 以降が必要です。
 +
 +=== 原因 ===
 +ASP.NETからOracleにアクセスする権限がない。
 +
 +=== 対応 ===
 +Authenticated Usersグループ権限をOracleホーム・ディレクトリ(D:\Oracle\product\11.2.0)に付与する、その後IISResetする。\\
 +https://codeday.me/jp/qa/20181218/76959.html
 +
 +==== Oracle.DataAccess.Clientの例外エラー ====
 +Oracle.DataAccess.Client.OracleConnection' のタイプ初期化子が例外をスローしました。\\ Oracle.DataAccess.Client.OracleException プロバイダは、このバージョンのOracleクライアントと互換性がありません
 +
 +=== 原因 ===
 +Oracle11Client(32bit)とOracle10Client(32bit)を混在してインストールしていた。
 +
 +=== 対応 ===
 +Oracle10Client(32bit)をアンインストールし、Oracle11Client(32bit)のみとした。
 ===== その他 ===== ===== その他 =====
 ==== バッチを作成する場合の注意 ==== ==== バッチを作成する場合の注意 ====
行 371: 行 416:
 </code> </code>
  
-==== 複数列副問合せ ==== +
-WHERE (DEPTNOとSAL)IN(SELECT DEPTNO,MAX(SAL) などのように、括弧で囲んで複数列指定する\\  +
-http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070914/281985/+
  
 ===== Tips ===== ===== Tips =====
 ==== 複数列副問合せ ==== ==== 複数列副問合せ ====
 WHERE (DEPTNOとSAL)IN(SELECT DEPTNO,MAX(SAL) などのように、括弧で囲んで複数列指定する\\  WHERE (DEPTNOとSAL)IN(SELECT DEPTNO,MAX(SAL) などのように、括弧で囲んで複数列指定する\\ 
-http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070914/281985/ +http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070914/281985/\\ 
 +[[https://qiita.com/lithtle/items/4517785c67843f601443|備忘録:SQLのINを複数列指定で使う]]
 ==== 日付型関連 ==== ==== 日付型関連 ====
-部材受入れシステムの最終更新日時(DATE型に変換)を取得する。+最終更新日時(DATE型に変換)を取得する。
  
 <code sql  最終更新日時の取得> <code sql  最終更新日時の取得>
-SELECT MAX(TO_DATE(EC || ' ' || ED, 'YYYYMMDD HH24MISS')) AS LATESTDATE FROM RESH003040+SELECT MAX(TO_DATE(EC || ' ' || ED, 'YYYYMMDD HH24MISS')) AS LATESTDATE FROM TEST
 </code> </code>
  
 部材受入れシステムの更新日時(DATE型から文字列変換)で抽出する。 部材受入れシステムの更新日時(DATE型から文字列変換)で抽出する。
 <code sql 更新日時で抽出> <code sql 更新日時で抽出>
-SELECT * FROM RESH003040+SELECT * FROM TEST
 WHERE EC || ED >= TO_CHAR(TIMESTAMP '2017-02-08 15:40:15', 'YYYYMMDDHH24MISS') WHERE EC || ED >= TO_CHAR(TIMESTAMP '2017-02-08 15:40:15', 'YYYYMMDDHH24MISS')
 </code> </code>
行 440: 行 483:
 </code> </code>
  
 +==== 直近に実行されてSQLを取得する ====
 +<code sql>
 +select last_active_time,parsing_schema_name,sql_id, sql_text from v$sqlarea
 +where parsing_schema_name <> 'SYS'
 +  and parsing_schema_name <> 'SYSMAN'
 +  and parsing_schema_name <> 'DBSNMP'
 +  and parsing_schema_name <> 'MDSYS'
 +  and parsing_schema_name <> 'EXFSYS'
 +order by last_active_time desc
 +</code>
 +
 +しかし、SQL_TEXTは1000文字までしか保存されていないので、それ以上になる場合は上記SQLでSQL_IDがわかるのでそれを元に次のSQLを投げれる。
 +
 +<code sql>
 +-- 例 sql_id:gdhax8h3wx54r
 +SELECT
 +sql_text
 +FROM
 +v$sqltext
 +WHERE
 +sql_id = 'gdhax8h3wx54r'
 +ORDER BY piece
 +</code>
 +
 +しかし、分割されて行にセットされるため。\\
 +結合する際に、末尾の空白が混在してしまうことに気をつけること。
 +
 +  * [[http://odakeiji.blog33.fc2.com/blog-entry-23.html|私が使うSQL文の捕まえ方&実行計画取得方法(前編)]]
 +  * [[http://odakeiji.blog33.fc2.com/blog-entry-24.html|私が使うSQL文の捕まえ方&実行計画取得方法(後編)]]
 +  * [[http://odakeiji.blog33.fc2.com/blog-entry-119.html|Oracleで実行されたSQLのバインド変数の値を知る方法]]
 +  * [[http://replication.hatenablog.com/entry/2015/06/08/090000|直近5分間に実行されたSQLを参照する]]
 +
 +==== インデックスの断片率の確認 ====
 +統計情報を更新しないと、index_stats にはデータが存在しない。
 +
 +<code sql>
 +-- 統計情報の更新
 +ANALYZE INDEX インデックス名 VALIDATE STRUCTURE
 +
 +SELECT
 +    name AS "インデックス名"
 +  , height AS "インデックスの深さ"
 +  , lf_rows AS "リーフ行の数"
 +  , del_lf_rows  AS "削除リーフ行の数"
 +  , del_lf_rows / lf_rows AS "断片率"
 +FROM
 +  index_stats
 +WHERE
 +  name = '(インデックス名)'
 +</code>
 +
 +  * [[http://tihiro.hatenablog.com/entry/2017/08/31/120917|Oracleでインデックスの断片率を確認と再構築について。]]
 +  * [[http://fulfillment-c.com/database/index-fragmentation-stats/|索引(インデックス)の断片化の確認方法]]
 +
 +==== 表領域を減らす ====
 +=== 対応1 ===
 +不要なユーザーを削除する。それと一時表領域を縮小するために下記を実行する。
 +<code>
 +select * from dba_temp_free_space;
 +
 +alter tablespace TEMP shrink space keep 500M;
 +</code>
 +[[https://blog.wackwack.net/entry/2016/09/17/221810|ディスクを圧迫した一時表領域をオンラインのまま縮小する]]
 +
 +=== 対応2 ===
 +UNDO領域を縮小する。\\
 +[[https://yohei-a.hatenablog.jp/entry/20090804/1249380350|肥大した UNDO 表領域を縮小する]]
 +
 +<code>
 +-- システムユーザーで接続する
 +SQLPLUS sys/FufaHoge@TEST AS SYSDBA
 +
 +CREATE UNDO TABLESPACE UNDOTBS2
 +DATAFILE 'D:\oracle\product\11.2.0\FUGA\HOGE\UNDOTBS02.DBF' SIZE 4M REUSE AUTOEXTEND ON NEXT 10M MAXSIZE 1000M;
 +
 +alter system set undo_tablespace = UNDOTBS2;
 +
 +create undo tablespace UNDOTBS1 datafile 'D:\oracle\product\11.2.0\FUGA\HOGE\UNDOTBS01.DBF' size 100m reuse autoextend off;
 +
 +alter system set undo_tablespace = 'UNDOTBS1';
 +
 +drop tablespace UNDOTBS2 including contents cascade constraints;
 +
 +undotbs02.dbf を削除する。
 +</code>
 +
 +==== 大量データの削除 ====
 +大量データを削除する場合、DELETEする方法とTRUNCATEする方法またはDROP TABLEする方法がある。
 +=== DELETE ===
 +DELETEする方法はロールバックが効くメリットがあるが、デメリットとしてORACLEのハイウォーターマーク(HWM)に変化はなく一度確保した領域は解放されない。それにより、抽出条件を指定した場合に件数は減ったが速度は変わらないということが起こる。\\
 +[[https://www.dbsheetclient.jp/blog/?p=2026|DELETEと領域の解放(ORACLE)]]
 +
 +=== TRUNCATE ===
 +TRUNCATEする方法はデメリットとしてロールバックが効かない上に全件削除されるため、必要なデータを後で挿入する。メリットとして領域を解放してくれるため、件数が減ったら抽出条件を指定しても速くなる。
 +
 +=== DROP TABLE ===
 +テーブルを作成し直すデメリットがあるが、メリットはTRUNCATE同様になる。
 +
 +==== SQLパフォーマンス ====
 +[[https://www.oracle.com/technetwork/jp/ondemand/branch/120118-tuning-1503676-ja.pdf|入門!Oracleデータベース・解決パフォーマンスチューニング pdf]]
 ===== Oracle11g XE ===== ===== Oracle11g XE =====
 Oracle Database Express Edition(以下XE)とは制限付きながら無償で商用利用できるデータベースソフトウエアです。\\ Oracle Database Express Edition(以下XE)とは制限付きながら無償で商用利用できるデータベースソフトウエアです。\\
行 460: 行 603:
 VisualStudioの場合にはNugetマネージャを起動して検索ウィンドウに「ODP.NET Managed Driver」と入力して参照を追加すれば使用できます。名前空間は「Oracle.ManagedDataAccess.*」となります。 VisualStudioの場合にはNugetマネージャを起動して検索ウィンドウに「ODP.NET Managed Driver」と入力して参照を追加すれば使用できます。名前空間は「Oracle.ManagedDataAccess.*」となります。
  
 +===== データプロバイダが見つからない ======
 +64bit PCにて.NET framework 4.6を使用したアプリケーションで下記場所で「.Net Frameworkデータプロバイダが見つからない」エラーが発生する。
 +<code vbnet>
 +DbProviderFactories.GetFactory("Oracle.DataAccess.Client")
 +</code>
 +
 +OracleClientの64bit版「win64_11gR2_client.zip」をインストールしたが変わらない。\\
 +ODAC 64bit版「ODAC112040Xcopy_64bit.zip」をインストールする。\\
 +[[http://backyard.hatenablog.com/entry/20120508/p2|64bit環境へのODP.NETインストールとアプリの配布]]
 +
 +ダウンロードしたZipファイルを任意のディレクトリに展開し、展開したフォルダの中にあるinstall.batを実行するとインストールできます。ちなみに要管理者権限です。\\
 +このinstall.batは以下の4つの引数をとります。\\
 +[[https://blog.shibata.tech/entry/2014/10/24/074303|Xcopy版ODACを使う インストール方法]]
 +<code>
 +install.bat odp.net4 [ORACLE_HOMEのパス] [ORACLE_HOME名] true
 +</code>
 +ORACLE_HOME名は、レジストリ「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ORACLE\」で確認できる。\\
  
 +これで「C:\Windows\Microsoft.NET\assembly¥GAC_64\Oracle.DataAccess」フォルダが出来ればいい。\\
 +下記サイトを参考に、.NET 4.0版を手動で登録する。\\
 +[[http://minato128.hateblo.jp/entry/2013/08/22/004746|ODP.NET 64bit を手動で GAC に登録する]]
 ===== Oracle12cについて ===== ===== Oracle12cについて =====
  ・ユーザパスワードが大文字・小文字を識別設定について \\  ・ユーザパスワードが大文字・小文字を識別設定について \\
it技術/データベース/oracle.1516581145.txt.gz · 最終更新: 2018/01/22 09:32 by yajuadmin